14.既存店舗訪問
既存店舗訪問の目的
実際に営業している店舗の視察は、当該フランチャイズに加盟して自分が成功できるかどうかを現実的に考えるために大切である。既存フランチャイジーの本音を聞くことができるとともに、当該フランチャイズチェーンに加盟した後の成功の秘訣を探る機会でもある。店舗視察は直営店、フランチャイジーの双方について行うことが望ましい。
既存店舗訪問のポイント
①直営店訪問のポイント
直営店はいわばお手本となるべき店舗である。ここでのオペレーションがきちんとできていなければ、フランチャイズチェーン店の繁盛はないと考えて良いでしょう。状況の良くない直営店があれば、加盟は見合わせたほうが無難である。
②フランチャイジー訪問のポイント
まずは、フランチャイザーの話とフランチャイジーの話が同じであるかどうかを確認することである。大きく異なるようでは当然ながら要注意である。
また、フランチャイザー紹介の店舗は基本的に優良店舗であるから、率直に成功の秘訣を尋ねてみることも良いであろう。また他の店舗も複数訪問し、比較してみる。優秀な店舗には共通する特徴があるはずである。
さらに、有店舗フランチャイズでは、複数のフランチャイジーを視察する中で、その立地を確認する。そのフランチャイズチェーンに適した立地特性が解れば、店舗物件を探すとき役立つ。
フランチャイジー訪問の主な質問事項
- ①現実の売上高・収支状況 → フランチャイザーの事前予測の正確さ
- ②黒字化するまでの期間
- ③フランチャイザーの研修・支援体制への満足度
- ④フランチャイザーへの率直な感想
- ⑤開業後の苦労・失敗
- ⑥仕事のやり甲斐
- ⑦成功の秘訣
- ⑧今後の事業見通し